2011年11月18日金曜日

副社長と社長の距離は地球の直径よりも遠い

仕事で影響を受けている人は多いが、その中で、寺澤芳男さんという方がいる。現在、日経の「私の履歴書」に連載中のあの方だ。

ちょうど昭和から平成になったころ、同氏の「ウオールストリート日記」を読んだ。まだまだ証券会社が株屋と蔑まれていたころだ。ずいぶん米国と日本は違うんだな、と思いつつ、何度も読み返しているうち、いずれ日本でも銀行に負けないプレゼンスを持つに違いない、という思いを持った。

世の中、銀行系といわれる証券会社が多くなったものの(米国もバルジブラケットもいまやそうだが)、証券会社は昔よりはるかに地位が上がったような気がする。これも寺澤さんのような大先輩が道を切り開いたからこそ、というところもあろう。

それにしても、今日の「私の履歴書」の、「副社長と社長の距離は地球の直径よりも遠い」には思わず、吹き出してしまったが、なかなか言いえて妙だ。いろいろな会社を日々見ているが、本当にそういうものだと思う。もっとも会長と社長の距離もそれに劣らず遠い会社も少なくないが。

そういえば、外資系投資銀行ではVice Presidentという職位があるが、こちらも社長との距離はあるな・・。なかなか色々な連想を働かせてくれる今日のエピソードだった。

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