2011年3月17日木曜日

あわてる乞食はもらいが少ない

こういう有事の事態になると、大昔の人々が考えたことわざに妙にうなずいてしまう局面が多くなることに最近気づいた。
今日も普通に会社に行って、明日のクライアントへのプレゼン資料を黙々と作成していたのだが、夕方になり突然、今晩停電がありそうなので、早めの帰宅を推奨する社内メールが来た。これを見てあわてて、遠方から通勤している人たちがそそくさと家路に就いた。ちょうどそのとき外出から貴社した同僚に聞くと、「丸の内線・東京駅は大混雑」と言っていた。たぶん写真(今日の夕方の渋谷駅。日経提供)のようなイメージなのだろう。

それを聞いた瞬間、とっさに、件のことわざを思い出した。まあ、地震があるわけでもないし、最悪、暖かいオフィスに泊ればいいな、と。結局、そのことわざにかけてみることにして、明日のための作業を再開した。
ちょうど21時ころになって、ひと段落ついたので、そろそろかな?と思い、丸の内線・東京駅に行ったら、何と、上下線ともガラガラだった。小躍りしながら、池袋行きに乗って、席に贅沢に座ったら、次の大手町駅で、対面に座っていた女性の携帯電話から変な音が・・。間もなく、場内アナウンスが流れるとともに、電車がぐらぐらと揺れ始めた。今日も家まで歩きかな、と覚悟した矢先、約1分後に運転再開し、無事に目的地まで着くことができた。
途中ハプニングはあったが、結果オーライ。混雑でイライラすることもなく、そこそこ快適に帰宅した今日であった。やはり昔の人は正しかった!
明日もよいことがありますように。原発のほうも、早く解決できますように。アーメン。

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