2011年3月29日火曜日

原発:迷宮入り

歴史的な大地震が起きてはや18日が過ぎた。被災地の復旧が急ピッチで進められ、交通大動脈も以前のようになってきたという報道も日経1面でなされた。

本来ならば、ここで一念奮起復興のために頑張ろう、と思うところだが、そうならない。原因は明らかに原発問題である。悲しいかな、迷宮入りが明確になってきた。東電も相変わらず当事者意識を持たない感じで、呆れていたが、今日は、それを国有化するかしないかで政府ともめている。今、そんなことしている場合じゃないのではないの?

日本人が安楽死に向かっているということを、金融界の重鎮が昨年言っていた。同じ世界にいる人間として、それを意味すること(=国債暴落とそれに続く国民からの富の略奪)はわかるが、せいぜいそれは経済・金融という限られた世界かと思っていた。ところが、昨日、今日の不毛な上記論争が起きていると、安楽死は世の中全体にも波及してきているのではないかと思い始めてきた。なんだか、鬱病になりそうな今日この頃である。

今日のことば by Johann Sciller
Only those who have the patince to do simple things perfectly will acquire the skill to do difficult things easily.(単純なことを完璧に行う辛抱強い人々だけが困難なことを難なく行う能力を獲得する)

シラー 【Johann Christoph Friedrich von Schiller】

(1759-1805) ドイツの詩人・劇作家。ゲーテとともに疾風怒濤期を経てカント哲学の影響下に美学を研究、古典主義に基づく歴史劇を確立。代表作「群盗」「たくらみと恋」「ドン=カルロス」「ワレンシュタイン」「オルレアンの少女」「ウィルヘルム=テル」、著「オランダ独立史」「素朴と情感の文学について」など。シルレル。
(1759-1805) ドイツの詩人・劇作家。ゲーテとともに疾風怒濤期を経てカント哲学の影響下に美学を研究、古典主義に基づく歴史劇を確立。代表作「群盗」「たくらみと恋」「ドン=カルロス」「ワレンシュタイン」「オルレアンの少女」「ウィルヘルム=テル」、著「オランダ独立史」「素朴と情感の文学について」など。シルレル。
 
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